雑文保管所

様々な事柄を深く考えたつもりで書き殴ります。要は雑文です。

【タクティクスオウガ 運命の輪】 ストーリー考察(39)

ブリガンテス城へ向けて進撃の準備をしていたところ。

怒ってる。というか拗ねてる。

デニムは何がそんなにカチュアの気に触っているかが分からない。
朴念仁とはちょっと違うが、今彼は目の前にある問題を如何に解決するか、しか頭にない。

デニムと行動を共にするよりコリタニからゴリアテまで一人旅する方が危険のような気がする。
だが、そんなこともうカチュアにとってはどうでもいいのか。

・・・多分カチュアの方が勝手だ。:-P
デニムは「自分のことだけを考えるな」と諭すがカチュアは「私の気も知らないで」と。
見事に噛み合わない。

問題は結局ここに行きつく。
デニムは、たとえ自分が一人になっても自分の決めた道を進み続ける覚悟だ。
一方、カチュアはここに至ってもなお、自分のことしか考えられない。
自分の隣にデニムがいれば、世界がどうなってもいい。
ある意味独裁者の思考だな。

あっさりと;-)衝撃の告白。
どうしたんだ突然。

カチュアがあまりにもこの島に未練がない理由はここにあった。
そもそも、父の仇に、この島にこだわる理由はカチュアにはなかったのだ。
当然この島で戦う意味も見いだせない。
そりゃしつこく「2人でこの島を出よう」とか言うわけだ。

デニムはそう言うが、2人の間の温度差は歴然だ。
今のデニムにとって戦う意味は父の仇を取るだけではなく、もっと高いところにある。
たとえプランシーが実の父でなくとも、彼の戦う理由はぶれたりはしない。
たしかにデニムはカチュアのそばにいるが、それは物理的な距離の話であって、
それはカチュアの望むものではなかろう。

完全に痴話喧嘩モードに入りました。;-)
「仕事と私と、どっちが大事なの?」というやつですな。
ここまで意識がすれ違ってしまうと、もはや修復は不可能。
この後カチュアはコリタニ城を離れてしまうが、もはやデニムには彼女を追っている暇はない。
むしろ、肩の荷が下りたかもしれない。:-P