雑文保管所

様々な事柄を深く考えたつもりで書き殴ります。要は雑文です。

【タクティクスオウガ 運命の輪】 ストーリー考察(49)

場面変わってアルモリカ城。

これはヴァイスがフィダック城に乗り込んでタルタロスたちと渡り合った時の話か。
どんな提案やら。

・・・これは暗黒騎士団に対して、ウォルスタとバクラムの戦いに干渉しないことを求めたということか。
かつて、ウォルスタとガルガスタンの戦いに関して不干渉を求めたことがあったが、
このときはバクラムには直接関係のない話で、暗黒騎士団としても中立を保つ大義名分があった。
しかし今回は、暗黒騎士団が後ろ盾として立つバクラムとの話だ。
これを認めるということはバクラムとの盟約を裏切ることになるのではないか。
暗黒騎士団はなぜ交渉に応じようとするのか。

彼らはかつてゴリアテを襲撃し、最近はライムを襲撃して大量虐殺を行った。
バルバトスを討ち、ガルガスタンを打ち破った後の話とは言えだ。
疑心暗鬼になるのも当然か。

公爵は自信満々だが、どうも引っかかる。
言うことを聞くならばバクラムでなくたっていい、というのは確かにそうだろう。
しかし、自分たちの力をちょっと過信しているのでは?というのと、
暗黒騎士団がこの島に来た真の目的を彼らはまだ知らないはず、ということ。
公爵は、暗黒騎士団はバクラムによる島の統一の支援に来た、
と睨んでいるようだ。
ならば、島を統一するのが我々でもよいではないか、
こちらの方が勝算が高いなら、暗黒騎士団もこちらに与するだろう、と。
だが本当に・・・?

当然の疑問だ。
かつてウォルスタを攻撃した他国の軍隊と手を結ぼうというのだ。
民衆をどう説得するというのか。

かつてガルガスタン軍を無力化した方策か。
ガルガスタンもバクラムも、幼い王族の末裔を君主に祭り上げ、自分は摂政として実権を獲る、
同じ手法で権力を握った。
ならば同じ方法で攻略できるだろう。

正直、これは楽観的すぎる。
ローディスが何の見返りもなく小さな島国に兵力を貸し与えるだろうか。
何か裏にあるはずだが、それに気づいていないのか、それとも・・・?

ヴァイスの沈黙も怪しい。
ヴァイスには公爵の本当の意図は知らされていないと思うが、
どうも勘付いているような感がある。
そう言えばヴァイスはフィダック城だけでなくハイム城にも足を延ばし、ブランタと話をしていた。
しかも暗黒騎士団を遠ざけて。
これから戦争を起こそうとするバクラムの主と・・・?
このことを、公爵は恐らく知るまい。

いったい何が起こっているのか。