【タクティクスオウガ 運命の輪】 ストーリー考察(10)
とりあえず任務を終え、アルモリカ城へ帰還。
そうしたらすぐに次の任務だと。
人遣いが荒いな。
今度はバルマムッサへ行けと。
ガルガスタンがなぜそんなものを作ったのか分からないが。
彼らが進める民族浄化政策にはそぐわない気がする。
そういえばガルガスタンにも、今のバルバトス枢機卿に反対する穏健派がいる、
というのはたびたび話題になっていた。
その穏健派が作った自治区なのかもしれない。
ただ、そことていつ廃止→住人丸ごと牢屋へ、なんてことになるか分からない。
そこで、バルマムッサの住民たちを先導し、武装蜂起を行わせるのが今回の目的だ。
バルマムッサに住む数千の住民のうち、戦える層だけでも立ち上がってくれれば・・・
もちろん、懸念はある。
カチュアも、まあそうだったしね。;-)
そこで、 ゴリアテの若き英雄殿が必要になる、と。
デニムが熱の入った演説をすれば、
戦いに疲れた戦士たちを今一度奮い立たせることができるかもしれない。
なんとも重い任務を背負ってしまった。
そもそも、バルマムッサというのはガルガスタンの勢力圏のど真ん中だ。
今までとは兵の数も質も比べ物になるまい。
デニムは、聖騎士ランスロット=ハミルトンの元へ。
ここまでハミルトンと行動を共にしたことはほとんどないが、
デニムにとってはもはや師匠も同然か。
そしてハミルトンも、デニムに何かを感じている模様。
ハミルトンも、デニムを軍の指導者として見ているようだ。
デニムには、何か持っているものがあるのだろう。
本人にはまだ自覚がないかもしれないが。
この辺りはかなり生々しい。
ゴルボルザ平原での戦いではガルガスタン相手に
「死ぬことを恐れるほど幼くはない」と啖呵を切ったが、
実際はやっぱそうだよね。
ハミルトンの伝えたいことはいつも一つ。
生き抜くこと。生きて、自分が為したことを見届けよと。
傍らにカノープスがいたらさらっと「死んだらおしまいってことさ」って言うのだろうけど、
戦場で命を懸けることと、生き抜くこと。これをどう両立していくのか。
デニムに問いかけられた、大きな課題だ。