雑文保管所

様々な事柄を深く考えたつもりで書き殴ります。要は雑文です。

【タクティクスオウガ 運命の輪】 ストーリー考察(1)

オープニング。

静かに雪の降る、1年前のある夜、街が何者かに襲われた。
仮面で顔を隠した、統率の取れた集団は、街を焼き払い
住民を次々に殺していった。
そして、彼らは一人の男性を連行し去っていく。
彼の子供たちと思しき姉弟を残して・・・

その姉弟を含めた3人の少年たちは、ある計画を実行しようとしていた。
それは、ある人物を暗殺することで、この町に住んでいた人たちの仇を取るとともに、
この島に再び戦いを起こそうというものであった・・・

結局彼らが暗殺しようとしていた、
大陸の大国ローディスの暗黒騎士団団長ランスロットだと思っていた人物は
同じ大陸のゼノビアの聖騎士、ランスロット・ハミルトンであるということが分かる。

ヴァイスは動揺するが、カチュアは機転を利かせて、ランスロットたちに助力を要請する。

自分を殺そうとした少年たちに、話を聞かせてくれと問いかけるランスロット
人間ができている。
少年たちに「騙そうとしているのかもしれない」 と疑われると、
自らの剣を掲げて「君たちの敵にはならない」と誓いを立てる。騎士だねぇ。

隠れ家でこの島の現状についてレクチャーを受ける。

この島は内戦状態にあり、一時戦況は膠着状態であったが、
この島の一民族であるバクラム人が島外の大国ローディスに支援を求めたことで状況が一変したらしい。
その暗黒騎士団というのもただ軍の精鋭というだけでなく、諜報部隊のような性格もあるそうだ。
暗黒騎士団の派遣というのには、当然裏があるのだろう。
ローディスにとっても利となるような何かが。

ヴァイスの疑念は、ある意味尤もではある。
ゼノビアの騎士たちがヴァレリア島に来たタイミングが良すぎる。
彼らは「自分たちは罪人、帰る国はない」と言うけれど、
それを信じるのは人が良すぎるというか。
ただ、騎士が自分の剣にかけて誓ったことは信じてもいいかも。

なんだかんだで、結局ゼノビアの騎士たちとともにロンウェー公爵を救出すべくアルモリカ城へ向かう。
「公爵を助ければ金になりそうだから協力する」と言われたら、嫌とは言えないわね。
このときで特徴的なのは、同じ境遇に生きているにもかかわらず、
カチュアとヴァイスの現状認識がまるで違うということ。

この時点では背景が掴めていないので、考察のしようがない。
同じ世界に住んでいながら認識が全く違う、というのはある意味リアルなのか。

あと、カチュアの態度には戸惑うばかりだ。

どれが彼女の本心なのか。
喋るたびに論旨がころころ変わる。
戦いに疲れてるだけなのかな。