雑文保管所

様々な事柄を深く考えたつもりで書き殴ります。要は雑文です。

【タクティクスオウガ 運命の輪】 ストーリー考察(38)

コリタニ城内に突入。

バルマムッサの件はガルガスタン側にも印象強いのだな。
結果としてウォルスタ人が多数死んだのだから
虐殺自体は結果オーライではないのか。:-P
まあその後勢力を急拡大したウォルスタ軍に一気に攻め滅ぼされたわけだが。

ザエボスは開き直ったか。
戦争に加担するものはすべからく私利私欲のために戦っていると。

自らの手を汚す意味を見出したデニム。
戦争で死ぬ人は少なければ少ないほど良いが、
倒さねばならぬ相手を容赦していては、戦いがなくなりはしない。
人を殺すことに関しては同じ穴の狢かもしれないが、
手を汚すべき相手に対しては躊躇うことはない。

デニムの思想が、ザエボスには理解できない。
自分とかけ離れた思想を持つデニムは、ザエボスにとって訳の分からない怪物なのではないか。
自分に弓を引くということは、公爵の側で戦うということではないのか?
なぜ否定する?

ザエボスはそのような欲望に駆られて戦ってきたのかもしれない。
だから周りも同じだろうと。
戦争を起こす奴らは、みな自分と同じ思考回路をしているのだと。

それをデニムは看破する。
みなお前と同じ考えをしていると思うな。
お前だって、本当は分かっているのだろう?

激高するザエボス。
図星を突かれたのか、デニムの言っている意味が本気で理解できないのか。

半分はカマをかけたと思う。
ここまで卑下されたら、心の底にあることを吐露するのではないか。
自分の、普段は隠している本性を現すのではないか。

ザエボスはデニムの態度を偽善と決めつける。
そのような理想を吐く人間自身を信用できないのか。
民は本質的に卑しい、悪だというのはバルバトス枢機卿の最期の言葉だったが、
ザエボスも考えとしては枢機卿に近いか。
だからこそ、民族浄化政策なるものを率先して実行したのだろう。

ザエボスは形勢不利になるとあっさりコリタニ城を捨てて逃亡。
なんのためにコリタニ城を落としたのだろう。

なるほど。
デニムたちが来てしまったことで計画が狂ってしまったから
ザエボスは早々にコリタニ城を明け渡したのか。
ガルガスタン軍残党の本体はブリガンテスにあり。

うん、それは尤もな疑問だ。
黙っている理由もないかもしれないが、話す必要も同じようにない気が。

ガルガスタン王国が崩壊した今に至っても、穏健派を粛清しようというのか。
ガルガスタン上部のやることは本当に分からない。
恐怖と暴力による支配しか、やることが見つからないのか。

普通は罠かもしれない、と思うよね。
しかしデニムは、たとえ罠であったとしてもそんな話を聞いて黙っていることはできない。
こういう指導者こそが庶民の支持を得られるのだろうね。
寿命は短いかもしれないけど。B-)